前回では、
・一般葬
・家族葬
について、ご紹介いたしました。
前回は、これら以外の葬儀についてご紹介いたします。
≪一日葬≫
お通夜は行わずに、葬儀・告別式を1日で執り行う、近年現れた新しい形式の葬儀です。
親族・遺族が忙しい、遠方に住んでいる参列者が多い、高齢者が多いなどの理由で一日葬を選択されるケースが多くみられます。
基本的に2日間で行われるお葬式を1日で執り行うので、時間の拘束や身体的負担を軽減することができ、さらに、経済的負担も軽減することができます。
お通夜を行わないのでの料理や、遠方からの親族の宿泊費などの負担がなくなるとゆう考え方です。
ただし、通夜・告別式のような形式より費用が半分になるというわけではありませんので、ご注意ください。
≪火葬式（直葬）≫
葬儀を執り行わずに、限られた近親者（関係者）だけで火葬場にて故人とお別れをする形式です。
先にご紹介した一日葬から、更に簡略にした形式になります。
以前は、経済的に苦しいかたや、身寄りがいない場合に選ばれた形式になりますが、近年はこれらの理由以外にも、簡素に送ってほしいと望む故人の意向などをくんで選ばれ、増える傾向にあります。
火葬式のメリットは、一日葬のメリットをより強めたものと考えてもらえれば、よろしいかと思います。
より簡素に、より経済的負担を減らすことができます。
しかし、その一方で故人の親族や友人への対応は、しっかりと考えておく必要があります。
葬儀に参加して、故人としっかりお別れをしたいという方もいらっしゃいます。
簡素に済ませても、後に弔問を希望される方が多く対応が大変だった。とゆう声も聞きます。
葬儀を執り行わない意向を、誤解や失礼のないよう連絡することが必要になります。
葬儀の種類について紹介させていただきました。
それでも、葬儀の種類はこの限りではありません。
企業が主催して行う「会社葬」や、生きているうちに行う「生前葬」、形にとらわれない自由な葬儀を「自由葬」などもございます。
また、これまでの葬儀の種類は、仏教であるという前提でご紹介いたしましたが、故人がキリスト教などの場合、形式は大きく変わります。
自分の葬儀はどうしよう。
身内の葬儀はどうしよう。
葬儀とは、
「生きている方へのお別れの挨拶」
です。
どのような形でお別れするか。の意思表示をしておくことによって、ご遺族の方の負担が軽減されます。
今のうちから、自分や身内の葬儀について考えてみても、良いかもしれませんね。
㈱アビコセレモア 秋山尊
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